絞りゆかた特集

絞りゆかた特集

さんち ― 愛知県名古屋市有松地区 ―

やまとの絞りゆかたの多くは有松で染められています。愛知県、名古屋から20 分の位置にある有松は、慶長13 年(1608 年) に東海道の宿場町としてつくられました。耕地が少なく収入にも限界があったため、副業として絞り染めに着目。絹に施す京都の絞りとは違い、安価な綿の生地が主だったので絞りの職人さんが独自に創意工夫できたことでいろいろな絞り方が発展しました。東海道の旅人にお土産としてもてはやされ有松は繁栄しました。その様子は、北斎や広重の浮世絵にも描かれています。


今でも残る歴史的な景観の町並み


ご当地キャラクター「しぼりーちゃん」


毎年6月開催の「有松絞り祭り」

絞りゆかたの魅力

憧れの絞りゆかた

 絞り浴衣は生地に凸凹があるため、肌と接する面が
 少なくサラッとした清涼感があります。
 またシワが気になりにくいのも嬉しいポイント。
 一点一点、手仕事で作られていますので、
 絞りによる柄の繊細さ、ぼかし加減等の染めの
 ニュアンスは手仕事ならではの魅力です。

絞りゆかたの出来るまで

1 下絵・型彫り・絵刷り

図案を作成したら、図案に沿って型紙を作成します。型紙を生地の上に乗せ、白生地の絞る部分に印をつけていきます。

2 絞り

目標に添って布にヒダをよせ、一粒ずつ丁寧に糸を巻きつけています。やまとの絞り浴衣は、この工程を主に中国・カンボジアで行っています。

3 染め・干し

図案に従い色の指示書を作成し染料を配合していきます。染料が用意できたら直接布に染み込ませ染めていきます。洗い・脱水後、天日に干します。

4 糸解き

生地を対角線方向に両側から引っ張り、糸を外します。最後に生地をはたいて糸くずを落とし、丸巻きの状態にして完成です。

LINE UP

グリーンレモンの地色が、見る人に涼を与える爽やかな印象の逸品。大柄の花を大胆にあしらいながらも、柔らかな雰囲気の絞りゆかたです。夏の名古屋帯を合わせてよそゆきに、半幅帯を合わせてカジュアルにお楽しみください。

2020SS 新作ゆかた
絞り モダンギザギザ花
(巾出し・ゆかたお仕立て代込み)
¥62,400+税

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発色の鮮やかな赤ピンクの絞りゆかたは、よく晴れた夏の日差しにとても似合います。存在感がありつつも、手仕事のぬくもりを感じられる本格ゆかたは上質な大人の装い。年代問わずお召しいただける逸品です。

2020SS 新作ゆかた
絞り ガール朝顔
(巾出し・ゆかたお仕立て代込み)
¥62,400+税

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2020SS 新作ゆかた
絞り/ロマンスハイビスカス
(巾出し・ゆかたお仕立て代込み)

¥62,400+

国産手絞り
斜め絞り/レモングリーン
(巾出し・ゆかたお仕立て代込み)

¥89,900+

国産手絞り
ストライプ/空色
(巾出し・ゆかたお仕立て代込み)

¥89,900+

国産手絞り
扇柄/青
(巾出し・ゆかたお仕立て代込み)

¥75,900+