Description of item
泥染めを施した大島紬(正絹)です。
伝統工芸品に指定された大島紬は、誰もが憧れる最高峰の着物。泥染め、正藍染めを得意とする牧絹織物(奄美大島)が製作した、正藍染めならではの深い藍色が楽しめる逸品です。
<素材>
正絹の細い生糸を使用し、高密度に織り上げました。糸の精製から染付け(色の摺り込み)まで全て分業で行われ、織り上げるまでに沢山の工程を経ます。手間のかかった糸自体がとても丈夫な素材ですので、母から子へ、孫へと永く受け継がれる着物になります。すっきりとした着心地で、大島紬独特の衣ずれの音をお楽しみください。
<デザイン>
絣(かすり)と呼ばれる点を施し柄表現をする大島紬。織物でありながら、染めで描かれたような緻密な柄表現が特徴です。この緻密な表現はすべて手仕事で生み出される賜物。1mmにも満たない絣(かすり)の点を織工が合わせ、反物1反をすべて手織りで仕上げています。
縦にすっと伸びた竹が清々しく、凛とした着姿を演出するデザイン。地色は深みのある青が美しい泥正藍で表現しました。直線的なラインや、柄の陰影表現など、多彩な絣表現で織り出した一枚です。
大島紬を代表する泥染めは、糸の束をテーチ木染めと泥染めで繰り返し染色することで、白の糸を茶色から黒へと染め上げる工程ですが、延べ70~100回程度の染色を繰り返してやっと漆黒が完成します。加えて、正藍染めも施しているため、通常の泥染め以上に手間暇がかかっています。糸精製、染め、織すべてに手間暇のかかった大島紬は、カジュアルな着物ですが、最高峰の技術が詰まった逸品と言えます。裏地のない単衣仕立てです。裏地のついた袷仕立てや居敷当ての追加をご希望される場合はご相談ください。