Description of item
中原淳一× きものやまとのコラボレーションゆかたです。
<デザイン>
昭和30年代のはじめに中原淳一「それいゆ ゆかた」として発売され、人気を博したゆかたの復刻デザインです。生地を折りたたんで染めることで、繰り返し模様を表現する注染で表現しています。
様々な柄のリボンが、斜めに交差する現代的なデザイン。リボンの細い線表現が難しく工夫を重ねて再現しました。
ーそれいゆ ゆかたー
1946 年より雑誌『それいゆ』を創刊。「それいゆ」とはフランス語で「太陽」や「ひまわり」を意味し、厳しい時代を明るく照らそうとする、中原氏の強い想いが込められていました。女性、それもかつて『少女の友』の読者だった若い女性に向け「美しい暮らし」を提唱しました。その『それいゆ』で、ゆかた生地の通信販売を行います。洋装が一般化した戦後に、伝統的な図案とは趣が異なるデザインの生地が「それいゆゆかた」「ひまわりゆかた」として売り出されました。
<技法>
注染は、生地を折り重ね、染料を注ぎ込むことで柄を染め出す、手仕事のものづくりです。その工程の特性上、次のような表情が自然に生まれます。
・地色などの濃淡のゆらぎ
・柄のにじみや掠れ
・折り返し部分の跡
これらは、手仕事ならではの風合いとしてお楽しみください。
【中原淳一× きものやまと】
「美しさは、私を生きること。」
中原淳一は生涯を通して伝え続けた「美しく生きることは、正しく生きること」という哲学。装い、暮らし、佇まい、そして心のあり方。流行に左右されることなく “こう在りたい” という強い意思と優しさを宿した美意識は、今もなお色褪せることなく多くの人の心を惹きつけています。本コラボレーションでは、中原淳一が描いた絵をもとに、当時の空気感や想いを丁寧に読み解きながら、現代の感覚に寄り添うかたちで再現・復刻したゆかたを提案。そこに中原淳一が残した絵・言葉・思想から受け取ったエッセンスと、きものやまとが大切にしてきた日常に寄り添う美意識を重ね合わせ、スタイリングとメッセージを通して表現しています。誰かのためではなく、自分らしく、美しく在るためのきっかけになれば嬉しいです。
中原淳一(1913-1983)
昭和初期、少女雑誌「少女の友」の人気画家として一世を風靡。戦後の夢を忘れがちな時代の中で、女性に暮らしもファッションも心も「美しくあれ」と幸せに生きる道筋を示した。活動の場は雑誌にとどまらず、日本のファッション、イラストレーション、ヘアメイクなど幅広い分野で時代をリードしそのセンスとメッセージは今もなお人々の心を捉え続けている。