Description of item
東京都伝統工芸品に認定されている正絹江戸小紋です。
染めは五月女染工場。関東大震災後より、本所吾妻橋界隈で営む老舗の染工場です。傷んだ伊勢型紙を修復するなど、拘りを持ったものづくりを続けています。
<素材>
生地は丹後ちりめん。シワになりにくく、しなやかな風合いに優れている上、シボ(凹凸)の乱反射によって深みのある色を醸し出します。正絹ならではのやわらかな落ち感が美しい着姿を演出します。
<デザイン>
遠目には無地に見えますが、伊勢型紙に立涌文様を手彫りし、一枚一枚丁寧に手染めすることで、無地にはない、独特の美しさを生み出しました。シンプルながら、機械では表現できない手仕事ゆえの凛とした面持ち、繊細な意匠を楽しんでいただけます。
立涌文様とは、2本の曲線を用い雲気、水蒸気が涌き立ちのぼっていく様子を表現した有職文様のひとつです。曲線のふくらんだところに、雲、波、藤などを入れた、雲立涌、波立涌、藤立涌、と立涌の中にも様々な文様があります。歴史上の屏風や宝物などにも、また能の装束などにも立涌文が用いられています。季節を問わないため、袷の3シーズン(春・秋・冬)にお召しいただけます。
名古屋帯や京袋(きょうふくろ)帯を締めればお出かけやお稽古、入卒式、七五三に。格調高い袋帯を締めればパーティーなどのあらたまった場所にと、上質を知る大人の社交着として存分に活躍してくれます。
※柄の出方は画像と異なる場合がございます。ご了承ください。