真綿糸の温かみある風合いと、太い糸を使ったざっくり感が特徴の結城紬(つむぎ)絣(かすり)九寸名古屋帯です。結城紬を後世に伝承する明治40年創業の「奥順」が手掛けました。
たて糸の筬目を粗く、よこ糸の打ち込みを甘くすることで、太い糸をバランス良く配置しふんわりとした風合いを表現しています。
染めは先染めのため糸の段階でまず地糸、続いて絣糸を染色。絣糸は直接染色法という方法で図案に合わせて印を付け、その部分に擦り込みという技法で色を擦り込みます。根気と集中力を要す作業のため、ひと時も気を緩められません。その後整経という工程でたて糸を一本一本巻き上げ、よこ糸の絣がずれないよう細心の注意を払いながら柄を揃えます。こちらも大変高度な技術と経験が必要です。
木蘭色の地にはシンプルな幾何学調のデザインをあしらいました。大変軽くて締めやすく、単衣(ひとえ)や絣のきものにも最適。カジュアルシーンにおすすめです。
※表示の販売価格は、「帯のお仕立て代」・「帯芯代」 込みの価格となっております。
産地: 結城
原産国: 日本
素材: 絹100%
納期:約4週間